介護職員初任者研修とは
介護者の体に直接触れる身体介護を行う際には、必ず資格が必要です。介護系の資格には様々なものがありますが、介護職員初任者研修は、その中でも基本中の基本、新人の登竜門的資格と言える資格です。介護の基礎を学べ、キャリアアップのためのスタートラインの資格とも言えます。
介護者の体に直接触れる身体介護を行う際には、必ず資格が必要です。介護系の資格には様々なものがありますが、介護職員初任者研修は、その中でも基本中の基本、新人の登竜門的資格と言える資格です。介護の基礎を学べ、キャリアアップのためのスタートラインの資格とも言えます。
研修を受ける前は、実際に介護の仕事に就いたとしても、身体介護を一人で行うことは出来ません。料理や身の回りの片づけなど、生活援助の仕事だけにとどまります。身体介護を行うためには、資格取得が条件となります。
まず、資格がない人に比べて、時給や月給に大きな差が出ますので、研修前と比べ生活面を潤わせることが出来るようになります。また、この後実務経験を積むことで、その後国家資格である介護福祉士の資格を取得出来る権利が得られます。
研修には実技もあり、実際に介護者の体に触って勉強することもあります。そして、実際に人と触れ合うことで初めて分かることや感じることは必ずあります。自分を奮い立たせるような優しい言葉をかけてもらえることもあるかもしれません。その経験は、今後介護士として活躍していく中で必ず役に立ちます。初心を思い出すときに、この経験が糧となることもあります。介護職員初任者研修を受けることで、このような貴重な体験が出来るのです。
何も分からない状態から、基礎をしっかり学ぶことで、介護士への「はじめの一歩」を踏み出せたような達成感が得られました。
漠然とした将来のビジョンが、資格を実際に取ることで明確に見えてきました。
知識が全くないところから始めても、ついていくのがやっと、というようなこともなく、スムーズに勉強出来ました。
実技だけでなく、介護者との触れ合いを通じて人と人との関わり方なども学べ、奥が深い仕事だと感じられました。
仕事をする中で流れ作業になっていたことや、おざなりになっていたことを見つめ直し、やるべきこと、ゆるぎない信念などを再確認することが出来ました。
介護職員初任者研修の資格を取得するためには、まず資格のための講義を合計で130時間受講する必要があります。最短で1か月、平均では3か月程度、スクーリングと自宅学習、実技を経て試験を受け、資格を取得出来ます。受講料は場所によって差があり、5~10万円程度が一般的で、他にテキスト代1万円程度がかかります。人材派遣を行っているような場所では、登録することで受講料が安くなることもあるので、賢く利用してみましょう。
高齢化社会が進んでいる現代、介護が必要とする人は徐々に増えていくため、介護職員というのは必ず必要な人材です。そして仕事の需要はさらに増えていくと言われています。それに伴い待遇も改善され、介護が人気職業になる日も近いかもしれません。長く先を見据えて、高給を目指すためにも介護職員初任者研修の資格を取っておくのも一つの手です。また、自分が介護が必要になる立場になった時にも、得た介護の基礎知識は少なからず役に立ちます。